首相会見
2013年12月14日
■冒頭発言(一部)
フィリピンでのすさまじい台風被害では、日本の医療チーム、1,200人規模の自衛隊員らが緊急支援を行いました。互いに思いやり、困った時は助け合う。自然とそう思い、身体が動くのが私たち日本人であり、ASEANの人々です。
今回の会議では、私は日本とASEAN諸国の防衛大臣による協議の場を持つことを提案し、今後進めていくこととなりました。災害対応やサイバー空間への対応といった分野での協力を進め、共通の利益である地域の平和と安定を守るために、政治・安全保障分野での対話を重ねてまいります。日本としても積極的平和主義の旗のもと、この地域の平和と安定に、これまで以上に積極的な役割を果たしてまいります。
■質疑(一部)
ザ・ストレーツ・タイムズ、シンガポール アンドレア・オン氏の質問
『今回の首脳会議で議論されたことを踏まえて、日中関係は来年改善してくでしょうか。中国との対話に向け、貴総理から最初に働きかけるでしょうか。』
日中関係については、私の対話のドアは常にオープンであります。問題があっても、関係全体に影響を及ぼさないようにコントロールしていくという戦略的互恵関係の原点に戻るべきであると思います。課題があるからこそ、首脳同士が胸襟を開いて話し合うべきなのではないでしょうか。ぜひ中国側にも同じ姿勢を取っていただきたいと思います。
出典:首相官邸HP(http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/1214kaiken.html )
(私の感想)
日・ASEAN特別首脳会議後の会見です。
いつも安倍首相の発言で気になるのが「日本人」を強調しすぎているところです。
最初の引用でも「互いに思いやり、困ったときは助け合う。自然とそう思い、身体が動くのが私たち日本人・・」と言っているのですが、それって日本人って強調することなのでしょうか?
むしろ「人」としてそう動くんではないでしょうか?
質疑のところで中国との関係について、これもいつもの台詞ですが「私の対話のドアは常にオープン」。
お互いにドアをオープンしてるだけだと何も進まないですよねぇ
記者の質問は「貴総理から最初に働きかけるでしょうか」なのに、「ドアはオープン」って答えになっていません。
自分から働きかける気も無くて、ドアを開けてるだけで偉そうなことは言えません。
新規作成:2013/12/22
最終更新:2013/12/22