内閣の名前
安倍さんは内閣改造のたびに記者会見を開いて、
その内閣がどんな内閣か、ということを語ります。
そして、何かしら名前をつけてきました。
2012年12月26日に第2次安倍内閣が発足して以降を振り返ってみましょう。
まずは民主党政権から変わった最初の内閣
国家、国民のために目前の危機を打ち破っていくという覚悟において、本日、危機突破内閣を組織いたしました。総裁や代表経験者あるいは次世代を担うリーダー候補に入閣をしていただきました。人物重視、実力重視の人事を行いました。危機突破のために十分にその力を発揮していただきたいと思います。
我々は、決断し、そして、正しい政策を実行することによって成長していく。明るい未来を目指して国民一丸となって進んでいく国づくりを目指していきたいと考えております。
(https://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2012/1226kaiken.html )
私たちの改革は、まだ道半ばであります。新たな課題に挑戦することも必要です。こうした諸政策を心機一転、更に大胆に、かつ力強く実行するため、本日、内閣改造を行いました。
安倍内閣は、新たな陣容の下、フレッシュな気持ちで更にパワーアップしながら、内外の政策課題に全力で取り組んでまいります。日本の将来をしっかりと見据えながら、ひたすらに有言実行、政策実現に邁進してまいります。正に実行実現内閣として、引き続き国民の負託に応えていく覚悟であります。
(https://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0903kaiken.html
)
これ、裏を返すと、1年8ヶ月前に
「国家、国民のために目前の危機を打ち破っていく覚悟」で作った
『危機突破内閣』で選んだ人だと
「新たな諸政策を心機一転、さらに大胆に、かつ力強く実行」できないから変える、
ってことですよね
この年12月に衆議院議員選挙があって、安倍さんが首相に指名されます。
ですのでここからは第3次安倍内閣
この時は防衛大臣以外変わらず、名前も変わりませんでした。
今回の総選挙で、引き続きこの道を真っすぐに進んでいけと国民の皆様から力強く背中を押していただきました。信任という大きな力を得て、内閣が一丸となって有言実行、政策実現に邁進していく。その決意であります。これまで以上に緊張感を持ち、そして、謙虚に、政権運営に当たってまいります。
(https://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2014/1224kaiken.html )
本日、内閣を改造いたしました。この内閣は、「未来へ挑戦する内閣」であります。
少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する。そして、高齢者も若者も、女性も男性も、難病や障害のある方も、誰もが今よりももう一歩前へ踏み出すことができる社会をつくる。一億総活躍という輝かしい未来を切り開くため、安倍内閣は新しい挑戦を始めます。
老壮青のバランス、正に世代横断的に日本の未来の姿を大胆に構想し、果敢にチャレンジしていく体制を整えることができたと思います。
やればできる。その強い自信を持って、国民の皆さんと共に少子高齢化という構造的な課題にチャレンジする。一億総活躍社会という未来に向かって、大いなる挑戦を始めたいと思います。
(https://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2015/1007kaiken.html
)
これ、裏を返すと、
「新たな諸政策を心機一転、さらに大胆に、かつ力強く実行」するために作った
『実行実現内閣』で選んだ人だと
「1億総活躍という輝かしい未来を切り開くための新しい挑戦」が始められないから変える、
ってことですよね
そして参議院選挙後
選挙でお約束した各般の政策を丁寧に、かつ一層のスピード感をもって実践してまいります。しっかりと「結果」を出していきたいと思います。そのために、本日、内閣を改造いたしました。
党内きっての政策通、重厚な経済閣僚をそろえて、成長戦略を一気に加速してまいります。
強力な布陣のもと、安倍内閣は「未来」をしっかりと見据え、この道を力強く前へ進んでいきます。
(https://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/0803kaiken.html
)
これ、裏を返すと、
「1億総活躍という輝かしい未来を切り開くための新しい挑戦」を始めるために作った
『未来へ挑戦する内閣』で選んだ人だと
「しっかりと「結果」を出して」いけないから変える、
ってことですよね
5年前、私たちが政権を奪還した時のあの原点にもう一度立ち返り、謙虚に、丁寧に、国民の負託に応えるために全力を尽くす。一つ一つの政策課題にしっかりと結果を出すことで、国民の皆さんの信頼回復に向けて一歩一歩努力を重ねていく。
その決意の下に、本日、内閣を改造いたしました。
党内の幅広い人材を糾合(きゅうごう)し、全ては国民のため、しっかりと仕事に専念できる、結果を出せる体制を整えることができたと考えています。
この内閣は、いわば結果本位の「仕事人内閣」であります。
国民の皆様の声に耳を澄まし、国民の皆様とともに政治を前に進めていく。そして、しっかりと結果を出していく。その決意でございますので、皆様の御理解と御協力、御支援をお願い申し上げます。
(https://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2017/0803kaiken.html
)
これ、裏を返すと、
「しっかりと「結果」を出して」いくために作った
『未来チャレンジ内閣』で選んだ人だと
「一つ一つの政策課題にしっかりと結果を出して、国民の信頼回復に向けて一歩一歩努力を重ねていく」ことができないから変える、
ってことですよね
この年の11月に衆院選があって、再び安倍さんが首相に指名されます。
ですのでここからは第4次安倍内閣
この時は大臣変わりませんでした。内閣の名前もそのまま。
結果重視、仕事第一、実力本位の体制が必要です。そうした観点から、今回、ベテランから若手まで、全ての閣僚の皆さんに引き続き閣内にとどまっていただくことといたしました。仕事人内閣が、本日、気持ち新たに始動いたします。
(https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2017/1101kaiken.html )
正に、歴史の大きな転換点にあって、今こそ日本の明日(あす)を切り開くときである。先般の自民党総裁選において、私は、その先頭に立つことをお約束しました。平成のその先の時代に向かって新しい国づくりの力強いスタートを切る。そのために、本日、党役員人事・内閣改造を行いました。
この内閣は、それぞれのポジションで腕を磨いてきた実務型の人材を結集しました。いわば、明日(あす)の時代を切り開くための全員野球内閣であります。しっかりとした政権の土台の上に、12人の初入閣の皆さんには、これまで培ってきた経験や知見を思う存分発揮していただきたい。共に平成のその先の時代に向かって、希望にあふれ、誇りある日本を築き上げていきたいと考えています。
(https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/1002kaiken.html
)
これ、裏を返すと、
「一つ一つの政策課題にしっかりと結果を出して、国民の信頼回復に向けて一歩一歩努力を重ねていく」ために作った
『仕事人内閣』で選んだ人だと
「平成のその先の時代に向かって新しい国づくりの力強いスタート」を切れないから変える、
ってことですよね
本日、内閣を改造いたしました。令和の時代が幕を開けて初めてとなる今回の改造は、新しい時代の国づくりを力強く進めていく、そのための布陣を整えました。
いずれも当選7回、8回の大ベテラン、政治家に求められる高い調整能力と政策実行力を兼ね備えた人材です。様々な有権者の声に耳を傾け、毎日、部会などでの議論を重ねながら、政策を地道に練り上げていく。こうしたプロセスの中で長年大きな力を発揮してきたベテランが、我が党にはたくさんいます。
しっかりと安定した土台を維持しながら、その上に老壮青、幅広い人材、フレッシュな強い突破力によって、令和の時代の新しい国づくりに果敢に挑戦していく。今回の内閣は正に、安定と挑戦の内閣であります。国民の皆さんとともに、令和の時代の希望にあふれ、誇れる日本を築き上げていく。新しい安倍内閣のチャレンジに国民の御理解と御支援を賜りますように、お願いを申し上げます。
(https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/0911kaiken.html
)
これ、裏を返すと、
「平成のその先の時代に向かって新しい国づくりの力強いスタートを切る」ために作った
『全員野球内閣』で選んだ人だと
「新しい時代の国づくりを力強く進めていく」ことができないから変える、
ってことですよね
ま、そんなこんなで、
危機突破
実行実現
未来へ挑戦する
未来チャレンジ
仕事人
全員野球
安定と挑戦
と、これまで
・新たな諸政策を心機一転、さらに大胆に、かつ力強く実行 できない人たちや
・1億総活躍という輝かしい未来を切り開くための新しい挑戦が できない人たちや
・しっかりと「結果」を出して いけない人たちや
・一つ一つの政策課題にしっかりと結果を出して、国民の信頼回復に向けて一歩一歩努力を重ねていくことが できない人たちや
・平成のその先の時代に向かって新しい国づくりの力強いスタートを 切れない人たちや
・新しい時代の国づくりを力強く進めていくことが できない人たち
を選んできた結果が、
これまで大臣の椅子に座ってきた88人ということです。