参議院予算委員会第7号
2013年02月27日
■集団的自衛権
(自由民主党 塚田 一郎 氏との質疑中)
今回、首脳会談において、強い日本は強い米国につながっていく、そして強いアメリカは強い日本につながっていくんだというお話をさせていただいたところでございまして、その中で、日本も日本としての責任を果たしていく、日本が責任を果たしていくことによって言わばアジア太平洋地域はより平和で安定的な地域になっていくというお話をしたのであります。
その文脈の中で、日本は自助努力として防衛費を増強した、そして、日米同盟関係がもっと機能を発揮できるようにするためにも、集団的自衛権の行使、解釈の見直しの検討をしていくことを私は必要だと思っていると、そのことによって地域はより安定し、平和を守っていくことにつながっていくという話をしたのでありますが、これは米国に対して約束をすることではなくて、まさに日本として、そしてまた、私は日本の総理大臣として何を考えているかということについて説明をしたということでございます。
塚田さんがおっしゃったように、安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会を再開をいたしまして、ここでまさに、四類型を含めて、変化した安全保障環境の中において何が必要かということについて議論をしていただいております。
この四類型でいえば、例えば、公海上でアメリカの艦船と日本の艦船が並走して走っていて、相当距離があったとしても並走して走っていて、もし米国の海軍の船が襲撃を受けて、日本の海上自衛艦がそれを助けることができるのに全く助けることをしなかったならば、その段階において日米同盟関係は大きなこれは危機に直面することになるんだろうと思います。
また、別の類型においては、ミサイル防衛において、日本に飛んでくるものは落とすけれども、これは例えばグアムに飛んでいくものは、落とすことができてもそれはパスをしてしまう。これでもう相当たくさんの方々が、死者が出るわけであります。恐らく、そうした選択を本当に行ったとすれば、これはもうまさに、日米同盟はその段階において大変な危機を、終わるかもしれないという危機を迎えるのではないかと思います。そういう観点からしっかりと専門家の間で協議をしていただきたい。
出典:参議院HPの議事録
(私の感想)
防衛費増強をかなりお気に入りのようです。
政治家は戦争を起こさないようにするのがお仕事だと思います。
軍備の増強をお互いにやり合えばキリがないということを、人間はこれまでの歴史で学んできたはずなのに。。
新規作成:2013/10/14
最終更新:2013/10/14