日本記者クラブ 新年互礼会員懇親会
2014年01月17日
■あいさつ(一部)
今日はこの「記者クラブ」でございますが、昨年の暮れに国家安全保障会議を設立をいたしました。今年の1月に国家安全保障局を作ったわけでございまして、これを機能させるために特定秘密保護法を制定をした訳でございますが、報道の自由、あるいは言論の自由がですね、知る権利が制限されることは一切ない、ということは断言させていただきたいと、このように思います。
本日、情報保全のですね、諮問会議がスタートした訳でございまして、ここにおいてルール作りをきちんとやっていただく。また、年に一回、私はそこでちゃんと報告をする、と、運用状況について報告をする、ということになるわけでありまして、今までそんな義務は、政府あるいは総理大臣は負っていない、義務を今度はちゃんと負ってですね、義務を負う以上は、私は全体像を把握をしなければならないわけでありまして、史上初めて総理大臣が秘密に指定しているものの全体像をですね、ちゃんと把握をする、と96代の私は総理大臣でありますが、96代において初めてそれが可能になった、ということは申し上げおきたいとこう思う。90代のときにはそれはできなかった。96代のときにはちゃんとそれができるようになるということも合わせて申し上げておきたいと思います。
この国家安全保障会議において、日本では初めて国家安全保障戦略を策定をいたしました。これは日本の外交安全保障政策を透明性を持って内外に示していくものでありますが、この戦略に則って、今年も私は地球儀を俯瞰する戦略的外交を展開をしていきたいと思います。総理に就任してから、既に150回以上の首脳会議・会談をおこないました。29ヶ国を訪問してきたわけでございまして、今年に入りましてからは、先般、中東とそしてアフリカ3ヶ国を訪問したのでございますが、アフリカというのは日本の外交のフロンティアでありますが、21世紀はアフリカの世紀になる可能性もあるわけでございまして、そこにおいて、日本のプレゼンスをしっかりと示していきたい、とそういう考えもあり、アフリカを訪問したところでございます。21日からはダボスにまいりまして、日本の総理大臣としては初めてキーノートスピーチをすることになっております。そこで我が国の経済政策、特に経済政策を中心に日本が何をしようとしているのか、日本がどういう国になっていくか、ということをですね、発信をしていきたいと、こう思う次第でございます。
新年 新聞各紙の主張
1月1日から7日までの各紙社説から原発への考え方を抜き出し
2013年12月22日の再稼働反対国会大包囲を翌日の新聞がどのように伝えたか?
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オンカロのトラウマ
原子力安全推進協会会長の松浦祥次郎氏の文章をご紹介(小泉さんの脱原発発言への反論)
そしてそれをきっかけに考えた、なぜ原発はダメなのか?
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原子力災害対策本部会議開催状況
原子力緊急事態に伴い設置された「原子力災害対策本部」の会議はどのくらいの頻度で実施されているのか?
(補足)本文中では9月3日を最後に実施されていない、と書きましたが、
まさに展示したこの日(12月20日)に実施されてました。
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日本アカデメイアでのスピーチ
2013年12月19日
■安倍首相スピーチ(一部)
祖父の岸信介が、かつて、「もう一度総理大臣になれたら、もっとうまくやるのに」と、よく語っていました。一度目の失敗は、私の胸に深く刻み込まれています。
「信なくば立たず」。今は、前回の反省の上に立って、謙虚に、できるだけ多くの国民の理解と合意を得る努力を続けることが重要だ、と自覚しております。
国会安全保障会議、いわゆる「日本版NSC」を設置する法律や、特定秘密保護法についても、実際には、野党と修正協議を行い、合意に達することができました。
特定秘密保護法には、厳しい世論があります。国民の皆さんの叱声であり、謙虚に、真摯に受け止めなければならないと考えています。
私自身が、もっと丁寧に時間をとって説明すべきだった、と反省もしています。政府として、今後とも、国民の皆さんの懸念を払拭すべく、丁寧に説明を積み重ねていく考えであります。
安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会
2013年12月17日
■冒頭あいさつ(一部)
今日、軍事技術が急速に進歩し、また、強大な軍事大国がきびすを接する中、我が国を取り巻く安全保障環境はますます厳しさを増しています。その中で、本当に日本が個別的自衛権だけで、国民の生存を守り国家の存立を全うすることができるのでしょうか。弾道ミサイルなどの脅威が容易に国境を乗り越えて瞬時に我が国にやって来る時に、他国と共に守り合うという集団的自衛権が本当に必要ないのでしょうか。