首相の私的諮問機関
2013年11月26日 衆議院国家安全保障特別委員会
「私的機関が本年六月に発表したものでありまして、国際原則としてオーソライズされたものではないというふうに認識をしております。現時点でその意義について評価することは適切ではないと考えています。」
2013年12月04日 参議院国家安全保障に関する特別委員会
「私的機関が本年六月に発表したものでありまして、現時点でその意義について評価することは適切ではないと考えています。」
これは特定秘密保護法の議論がおこなわれていた頃の国会における
ツワネ原則についての安倍首相答弁です。
特定秘密保護法はツワネ原則(国家安全保障と情報への権利に関する国際原則)に反する
という意見に対して
安倍首相は「私的機関が発表したもの」としてバッサリ無視しました。
さてさて
集団的自衛権容認の報告書を提出した安保法制懇は
首相の私的諮問機関です。
同じ論理を使えば
今回の安保法制懇の報告書も
「私的機関が発表したものでありまして、現時点でその意義について評価することは適切ではないと考えています。」
となるはずですが、
こちらの意見は最大限尊重して、まさに今、爆走中。。
今更言うまでもないかもしれませんが、
いかに安倍首相が自分の意見に合わない意見を無視するか、
よ〜くわかる例の一つです。