正論大賞贈呈式
2014年02月17日
■あいさつ
こんばんは、安倍晋三でございます。
本年も正論大賞、そして新風賞、特別賞授賞式にたくさんの皆様ご来会の元に盛大に開催されました事をお喜びを申し上げる次第でございます。
まっ、正論というのはですね、これは恐らく10年、20年、30年後に見ても、やっぱり正しかったなぁ、こうみんなが思える、そういう論文が、あの産経新聞の正論欄には出ているわけでありまして、たくさんの様々な論文、あるいはジャーナリズムの世界においていろんな議論がなされているわけでありますが、半年くらいで陳腐化するものもたくさんあるわけでありますし、10年経って恥をかく人もたくさんいるんだと思うわけでありますが、正論はまさにそういう意味においては、やっぱり正しかったということが証明されるものばかりではないか、こう思うわけでございます。
今回大賞を受賞されました葛西さん。安倍政権においては、第一次安倍政権においては教育再生、そして今の政権、これはまぁ第一次政権もそうなんですが、安保法制懇において、本当に素晴らしい議論を展開をしていただいております。
葛西さんの論文、産経新聞にも書いておられますし、まぁ読売新聞にも書いておられますが、いつもですね、論文を拝読させていただきまして、大変小気味いい感じなのですね。なぜ小気味いいかというとですね、まさに正鵠を射ている、そして物事の本質を突いておられるんですね。これは、懸念無く、そしてまさにオーソドックスに、且つですね、まぁ、我々政治家はですね、いろんな議論をする際に、こっちにも一応気を使っておこう、あっちにも気を使っておこう、私でも一応気を使うんですよ。しかし、葛西さんはそういうものを一切排除してですね、ずばっとこう、行くんですね。こう、ずばっとして、あぁやっぱりそうなんだ、こういうことなんだな、これこそ正に正論ではないのかなぁと思うわけでありますし、葛西さんの論文というのはですね、今後様々な正論に執筆を展開しておられますが、葛西さんの正に正論については、20年、30年経ってですね、さらにその真価が多くの人たちに理解されるのではないかと、こんなように思います。
そして新風賞、吉崎さんおめでとうございます。
私どもの進めている経済政策、いわゆるアベノミクスによってですね、エコノミストの皆さんに大変注目を浴びているわけでありまして、特に、エコノミストの皆さんにはですね、結果は、まぁ半年くらい、1年で出るわけですね。いろんな予測をされておられますから。まぁ、そういう意味においてはですね、吉崎さんのように、○○的な(*注:聞き取れない)議論をしていただく、えぇ、経済政策についてですね、多くの人たちが読んで分かりやすい、そういう議論をしていただくことは、大変ありがたいなぁ、とこんなように思っている次第でございますし、吉崎さんから非難されるようなことのないように、しっかりと我々も政策を進めていきたいと、こう思っております。
また特別賞を受賞されました、憲法についてですね、グループの皆様にも敬意を表したいと、こんなように思います。まぁ、この課題についてはこれ以上、今、国会まだやっておりますから、この程度にとどめておきたいと、このように思う次第でございますが、それぞれ受賞されました皆様、この受賞を機に、さらに磨きをかけて、素晴らしい言論をですね、これから世の中に発信をしていっていただきたいと思います。
更なるご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきたいなと、おめでとうございました。
出典:政府インターネットテレビ(http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9350.html)から私が文字起こし
(私の感想)
安倍さんが、自分の考えに近い仲間がたくさんいる所で生き生きと語る内容を全て文字起こししました。
最近の安倍さんの言動を見てきて思うのは、
自分の意見と異なる意見に対してはほとんど聞く耳をもたない
むしろ、自分の意見を分からない相手が悪い、と思っている節がある。。。
という点です。
私には、このあいさつからもそんなことを感じてしまいます。
この雰囲気のヤバさを忘れないため、あえて全文を文字起こししました
新規作成:2014/02/23
最終更新:2014/02/23