衆議院予算委員会第23号
2013年04月16日
■靖国
(日本維新の会 西村 眞悟 氏との質疑中)
私は自民党総裁に就任して靖国神社に参拝をいたしましたが、国のために戦い、倒れた御英霊に対して、国の指導者が敬意と感謝を込めて尊崇の念を表し、御冥福をお祈りするのは当然のことであろう、このように私は考えております。
しかし、この問題が外交的、政治的な問題になっているのも事実でございますから、今この場で、私は、行く、行かないということについて申し上げて、いたずらに外交問題にするつもりはございません。
しかし、前回、総理であったときに、任期中に靖国神社に参拝できなかったことは痛恨のきわみであった、このように今でも思っております。
■原発
(民主党 長妻 昭 氏との質疑中)
東京電力福島第一原子力発電所事故の原因究明については、国として継続的に取り組むことが重要であると思います。
これまでの政府や国会の事故調査委員会の調査に加えて、そこで引き続き検証が必要とされた点を含め、原子力規制委員会において、技術的な観点から原因究明にしっかりと取り組んでいくことになります。
その中で、現地調査については、放射線量が非常に高い状況も踏まえて、有効な調査方法を検討し、条件が整い次第、実施されることになると認識をしております。
一方で、新規制基準の策定については、原子力規制委員会において、各種の事故調査でこれまでに明らかにされた情報を踏まえて、海外の規制基準も確認しながら、世界最高レベルの安全水準の基準となるように取り組んでいく考えであります。
出典:衆議院HPの議事録
(私の感想)
靖国については、
安倍首相の答弁を見ると、なぜ首相の靖国参拝が近隣諸国から非難されるのか分からない、というか考える気もない、というようにみえてしょうがいないです。
でも、結局行きたいんだね、というのはよくわかりますが。。
首相も福島第一の事故原因は未だに不明という認識はお持ちのようなのですが、
にもかかわらず「世界最高レベルの安全水準の基準」ができると思っているようです。
原因が分からないのに、対策がうてるはずはないのですが、全く話の意味が分かりません。
でも、この考えを元に海外へ売り込むわ、国内で再稼働は急ぐわ、なんだか唖然としてしまいます。
原発は動かしているときの安全だけではなく、ウランの採掘から最後に残るゴミまで、問題だらけなのに、
そこは全く気にせず、ただひたすらいかに動かすかだけを考えているようです。
憲法96条の話ではやたらと「国民の声が届かない」と主張するくせに
原発の話では「国民の声を聞く気はありません」という態度であるところに怒りを覚えます。
新規作成:2013/09/25
最終更新:2013/09/25
(旧ブログ初掲載:2013/06/09)