参議院予算委員会第14号
2013年05月07日
■ヘイトスピーチ
(民主党 鈴木 寛 氏との質疑中)
今委員の御指摘のヘイトスピーチというのは、言わば憎しみをあおるような、人種的な、あるいは性差に基づくそういう誹謗中傷の類いなんだろうと、このように思います。
日本人というのは、今、鈴木委員がお話しになられたように、まさに和を重んじ、人を排除する排他的な国、国民ではなかったはずでございまして、どんなときにも礼儀正しく、人に対しては寛容の精神、そして謙虚でなければならないと、こう考えてきた日本人なんだろうと、このように思うわけでございまして、そういう中において、今、一部の国、民族を排除しようという言動のあることは極めて残念なことでありまして、そういう中において、やはり日本人が大切にしてきた寛容の精神、和の精神、そして謙虚さをいま一度見詰め直していく中においてオリンピックの招致を目指していきたいと、このように考えております。
委員の取り上げておられる私のフェイスブックでありますが、私の意見がヘイトスピーチではなくて、書き込まれている中にそういうものが散見されるということなんだろうと、このように思います。
他方、それをいさめる書き込みも随分あるのも事実でございますが、そこで私のフェイスブック自体は割とコメントが多いものですから、全部を全てチェックをしているわけではございませんし、基本的に削除をどんどんしているというわけではございませんで、私自身に対する誹謗中傷も随分そこには書き込まれているわけでございますが。
そこで、私もかつて書いたことがあるわけでありますが、たとえもし日本の国旗がある国で焼かれようとも、我々はその国の国旗を焼くべきではないし、その国の例えばリーダーの写真を辱めるべきではないと、それが私たちの誇りではないかということを申し上げているわけでございまして、まさにそうでなければならないわけでありまして、他国を、あるいは他国の人々を誹謗中傷することによって、まるで我々が優れているという、そういう認識を持つのは全く間違っているわけでありますし、結果として我々自体が自分たちを辱めていることにもなるわけでございます。
ですから、そういう意味において、オリンピックを迎える上においてお互いにそういう考え方を持つべきだということについては、私も私のフェイスブックでそういう今度コメントを、委員のお話もございますし、そういうエスカレーションを止めるべきだろうとコメントをしていきたいと、このように思っております。
■教育
(自由民主党 有村 治子 氏との質疑中)
二月の施政方針演説におきまして、「一身独立して一国独立する」という言葉を引用させていただきました。将来を担う我が国の子供たちがこうした精神を培っていくことは極めて重要であると考えています。
第一次安倍内閣において一緒に教育基本法を改正をしたわけでございますが、教育の目標として、自律の精神、そして、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を育成することなどを新たに明記をしたわけでございます。これを踏まえて改訂された新学習指導要領においても、子供の自立心や、自立心、自ら立つ心の方と、あと自律、自らを律する自律性、人間関係を築く力、社会参画への意欲や態度を育成をしていくことを重視をしているわけでございまして、もちろん、自助、公助、共助でありますが、やっぱり自立、自助があってこそ初めて公助も共助も可能になっていくということだろうと思います。
今後とも、改正教育基本法の精神を踏まえて、若者に自律の精神や公共の精神が培われるように、そういう教育を行っていきたいと思っております。
出典:参議院HPの議事録
(私の感想)
「日本人というのは」というところがスタートになるのはおかしくないですか?
一人の人間として他の人を誹謗中傷するのはいかん!というべきでしょう。
新規作成:2013/10/14
最終更新:2013/10/14