参議院予算委員会第1号

2013年10月23日

■教育

(自由民主党 山谷 えり子 氏との質疑中)

誰もが日本に生まれたことを誇りに思える品格ある国家をつくっていくために、全ての子供たちが夢を実現できる、そのために世界トップレベルの学力あるいはまた規範意識を身に付ける機会を保障していく、これは国の責任でしっかりとやっていこうというのが山谷当時の補佐官にもお手伝いをいただいた教育再生でありました。そして、その結果、教育基本法を改正したわけでございますし、今、山谷委員が指摘をされたように、基礎学力を強化をしていく、ゆとり教育を見直していくということを決めたわけでございます。
その中においてやり残したこと、教育委員会制度もそうなんですが、あるいはまた、あのとき改正をした、教育基本法を改正したのに果たしてそれが現場でその精神を生かしているかどうかという問題点について、もう一度我々はおさらいをして検証しているわけでございます。
そこで、山積する教育課題に今正面から取り組み、これらの日本にふさわしい教育体制を構築をしていくために、教育再生実行会議を設置をしまして、道徳教育あるいは教育委員会制度、大学教育等について提言をいただきました。
今後、提言事項の実現にしっかりと取り組んでいきたいと、このように思いますし、また、今御指摘のあった学力の向上や規範意識、そして我が国の歴史や文化についての教育はいつの時代でも重要な教育の基本であると、このように考えております。日本の伝統文化に関する子供の体験活動の推進など、改正教育基本法に基づき、我が国の重要課題である教育改革の推進に取り組んでまいる決意でございます。

■原発

(民主党 増子 輝彦 氏との質疑中)
増子氏
『総理、この国民と総理のずれはどこから生じているんでしょうか。このずれをどう修正していくのか、これが私は政治だと思うんですが、そのことについての総理の御認識をお伺いしたいと思います。』

気持ちにおいて全く私はずれていないと、このように思います。まずそのことをはっきりと申し上げておきたいと思います。 その上において、今、増子委員はコントロールされているという意味について御質問されたんだろうと、こう思うわけでありますが、これは私は、ブエノスアイレスにおいて、コントロールされている、これは状況がコントロールされているという形で申し上げた、シチュエーション・イズ・アンダー・コントロールと、このように申し上げたわけでありますが、それはつまり、私は行政の最高責任者として状況を把握をしていて、それに対する対処を行っているということで申し上げたわけであります。
そして、今委員がお話しになったように、いまだに多くの方々が、二十九万人の方々が避難生活を余儀なくされている、被災地においてですね、そして福島においても戻りたいけど戻れないという状況が続いている。大変私はその皆様の気持ちを思うと胸が締め付けられる思いであります。
一日も早い帰還に向けて我々も努力をしなければならないと、こう思っているところでございますが、同時に、なぜ私がそのように申し上げたかといえば、例えば漁業者の方々は、福島の漁業者の皆さんは、先般も相馬に行ってきたところでありますが、事実と異なる風評被害に苦しんでいるのも事実であります。その風評被害を払拭してもらいたい、そういう希望があるのも事実でありまして、その中においてファクトを示していくことも大切であります。(発言する者あり)今、後ろから何言っているんだという声がありましたが、実際それによって苦しんでいる方がいるのは事実なんですよ。
その中において、私は、福島第一原発では貯水タンクからの汚染水漏えいなどの個々の事象は確かに発生しているのは事実であります。ですから、それは個々の人たちによって、コントロールという意味において、言わば最前線で個々の事象に対処している人たちにとっては、それは様々な事象が起こってきているということに対する認識を示したということもあるでしょう。
しかし同時に、福島近海での放射性物質の影響は、発電所の港湾内の〇・三平方キロメートルにおいてこれは完全にブロックされているわけでありまして、また外洋においても、福島県沖を含む広いエリアでしっかりモニタリングをしておりまして、基準値をはるかに下回る値であるわけであります。
そういうことを含めて、私は、状況はコントロールされていると、このように申し上げたところであります。

茂木国務大臣
『状況を整理させていただきます。委員長に御指名いただきました。状況を整理させていただきます。
総理がブエノスアイレスで明確にお答えになったのは、ザ・シチュエーション・イズ・アンダー・コントロールと。ザ・シチュエーションですから、全体の状況になるわけであります。ただ、個々の事象は発生しております。別に、イーチ・マター・イズ・ソルブドとかノー・インシデント・ハップンズとか、そんなことは全く言っていないんです。だから、個々の事象は発生をしております。そして、個々の事象を制御するための対応を取っておりまして、全体の状況は制御をされている、アンダーコントロールと、そして汚染水の影響はブロックをされていると。汚染水がないと、こういうことを申し上げているんじゃなくて、影響につきましてもモニタリング結果等々の客観的なデータからブロックされていると、このように申し上げております。』

田中俊一原子力規制委員会委員長
『今、茂木大臣が申し上げたとおりだと思います。
基本的にはコントロール、完全にコントロールできるように今努力しております。ただし、今の福島第一原子力発電所の状況というのは、やはり通常の原子炉とは違いますので、それと同じ基準を持ち込むということについては、今、原子炉規制法の中でも特定原子力施設として指定して、様々な対応を試みておるところでございます。ですから、汚染水につきましても、基本的には今のところ環境に対してはきちっとコントロールされていると、コントロールしているというふうに私は理解しております。
これ以上のことにならないように、できるだけの、可能な限りの努力を今事業者にも求めているところでございます。』

この福島第一原発における汚染水問題は、我々が政権を取ってから、この問題というのは突然安倍政権になって起こったわけではなくて、これは民主党政権二年間、増子委員も経産大臣として取り組んでおられましたね。ですから私は……(発言する者あり)

私はこの問題についてはまさにオールジャパンで取り組んでいきたいと言っているんですよ。今、私が一言言っただけで、何も今、民主党の対策、対応について批判をしている……(発言する者あり)私は一言も今批判はしていませんよ、小川さん。何か……

後ろめたいからそういうふうに言っているんですか。これは、私はそれで言っているわけではないわけでありまして。
そこで、福島第一原発における汚染水問題は、東京電力のみに任せるのではなく、国が前面に出て全体の工程管理などを行うとともに、技術的難易度が高い、汚染水問題解決のボトルネックとなっている事業について予備費を活用して取り組んでいるところであります。まさに、我々が政権を取ってから国が前面に出ることを判断をしたわけでございます。ここのところは申し上げておきたいと思います。
具体的には、先般決定した汚染水問題に関する基本方針に基づき、地下水を汚染源に近づけない、そして汚染源を取り除く、汚染水を漏らさないというこの三つの基本方針の下、国として対策を実施をしているわけであります。この基本方針において、タンクからの漏えいリスクを減らすため、溶接型タンクの増設を最大限加速化をし、全てのボルト締めタンクのリプレースを行うことを決定をしています。また、他の作業との兼ね合いも考慮しながら敷地内の瓦れき撤去作業を鋭意進めているわけでありまして、その際発生する金属やコンクリートを線量に応じて適正に保管をしているわけであります。
東電はタンクの増設や瓦れきの保管が適切に行われていることについて地元に説明をすることとしておりますが、国としても丁寧に説明をしながら理解を得る努力をしていきたいと、このように考えております。

まず、この原発の安全確保は、当該発電所が立地する国が行うことが国際的にも確立した考え方であります。
しかし一方、事故を経験した我が国としては、IAEA等の国際機関と連携をしながら、事故から得られた経験と、そして、今も我々この問題、格闘しているわけでありますが、教訓を世界と共有するとともに、原子力協力を求める原発導入国に対し、制度整備や人材育成の支援、原子力安全関連条約の遵守の要請等を通じて、相手国での原発の安全確保を促してまいります。今委員が例として挙げられましたベトナムにおいても、相手国の要請を踏まえつつ、安全な原発運転が確保されるように人材の育成等の支援を実施していく考えであります。
なお、原発関連資機材の輸出に対して公的信用を供与する場合には、公的信用に用いる信用供与の判断の前提として、公的金融機関からの照会を受けて政府として相手国における安全確保等に関する配慮を確認することとなっております。

出典:参議院HPの議事録

(私の感想)
第二次安倍政権になって、やたら目立つ論点が多いので若干かすみがちなんですが、
この人の教育に対する考え方もとても気になるので記録していきます。
何かにつけて「日本は」「日本人は」という発言をよく目にしますし、
教育についても日本の伝統・歴史・精神なんてことを好んで発言されています。
歴史といったときに昭和の戦争はどう教えるつもりなんでしょうね

新規作成:2013/11/10
最終更新:2014/03/02