第186国会「靖国」答弁まとめ
論点ごとに衆参本会議、衆参予算委員会等での発言をまとめて並べてみました。
いかに同じようなことばっかり言っているかがよく分かると思います。。
現時点でチェック済なのは以下の日までです。
2014年04月11日 衆議院本会議
2014年02月28日 衆議院予算委員会
2014年04月04日 参議院本会議
2014年03月20日 参議院予算委員会
靖国神社参拝
靖国神社参拝についての答弁をまとめています。以下の複数項目に分けています。(それぞれ各項目の先頭へリンク)
靖国神社について
参拝について
今後の参拝について
憲法との関わり
国立追悼施設
諸外国との関係
どれも下から上に向かって新しくなっており、 色がオレンジ色の部分は以前言った事と同じ事を言っている部分です。
なお、各項目名をクリックすると、その項目の最初の発言へ移動します。
全て敬称略。
会議名:衆本=衆議院本会議、参本=参議院本会議、衆予=衆議院予算委員会、参予=参議院予算委員会
靖国神社について
日付 | 会議名 | 質問者 | 答弁 |
02/12 |
衆予 | 共産党 笠井 亮 |
笠井氏の「靖国神社は、さきの大戦をどういうふうに位置づけて、どういう立場、主張をし、それを発信しているか、当然、総理は御承知ですね」という問いに対して
安倍首相靖国神社自体は、戊辰戦争以来、国のために戦った方々をお祭りしている神社である、このように認識をしております。笠井氏が遊就館の展示を示して「侵略戦争を正しい戦争だったと美化をして、宣伝し続けているのが靖国神社であります」と指摘すると 安倍首相 遊就館と靖国神社は別でございまして、私がお参りしたのはあくまでも靖国神社であるということでございまして、これは先ほど申し上げましたように、明治以来の戦死者の方々をお祭りしている神社であるわけでありまして、そこにお参りをして、手を合わせてきた、こういうことでございます。笠井氏がさらに遊就館は靖国神社の遊就館部という部署が管理運営しており、そのパンフレットを見れば靖国神社が「あの大戦が自存自衛の正義の戦いであり、自由で平等な世界を達成するための避け得なかった戦いだった、このように主張し、それに殉じた英霊をたたえる施設だ」と指摘すると 安倍首相 私は、宗教法人の考え方あるいは歴史観についてコメントをするべきではない、このように思っておりますが、つけ加えさせていただきますと、靖国神社の境内には、世界じゅうの戦没者をお祭りしている鎮霊社というお社もあるわけでございまして、私は、そこで手を合わせまして、二度と再び戦争の惨禍で人々が苦しむ時代をつくってはならないという思いを込めて、不戦の誓いをしてきたところでございます。笠井氏が「あれは正義の戦争だった」というのが靖国神社の立場であり、そこに参拝する事はその立場に自らの身を置く事になる認識はあるか?という問いには 安倍首相 まず、そういう認識はありません。笠井氏が靖国神社のパンフレットでA級戦犯を昭和殉教者と読んでいることを紹介すると 安倍首相 これは宗教法人の出しているパンフレットでございますから、私がコメントをするのは適切ではない、このように思います。安倍首相 私は、何回も申し上げておりますとおり、国のために戦った方々、とうとい命を犠牲にされた方々のために、手を合わせ、みたま安かれなれと御冥福をお祈りするというのは、世界のリーダー共通の姿勢なんだろうと思いますし、国のリーダーとしては当然のことなんだろう、こう考えているところでございます。さらに笠井氏が「私は靖国参拝はやめるべきだと思うんですが、どうですか」というと 安倍首相 靖国神社は、これは東京招魂社と言われていたわけでありますが、その原型は山口の下関にありました招魂社でございまして、今は桜山神社として残っております。大村益次郎が、まさにそれを原型として、あそこに社として残っております。大村益次郎が、まさにそれを原型として、あそこに社をつくろう、こう考えたというふうに承知をしているところでございます。一言言いたい:全く笠井氏の質問に答えていません。宗教法人の歴史観へのコメントが求められたのではなく、その歴史観を持つ施設へ首相が参拝することの意味を問われているはずです。これが議論と言えるのか大いに疑問です。 |
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参拝について
日付 | 会議名 | 質問者 | 答弁 |
03/14 |
参予 | 民主党 野田 国義 |
安倍首相私は、靖国神社を参拝し、国のために戦って尊い命を犠牲にした方々に対して、尊崇の念を表し、そして御霊安かれなれと御冥福をお祈りをしてきたところであります。これは国のリーダーとしては当然のことであり、世界共通のリーダーの姿勢であろうと、このように思うわけであります。 |
03/12 |
参予 | みんな 和田 政宗 |
安倍首相私は、累次申し上げておりますように、国のために戦い、倒れた方々のために手を合わせ、御冥福をお祈りをする、尊崇の念を表するのはリーダーとして当然のことであろうと、これは各国共通のリーダーの姿勢であろうと、こう思っておりますし、今委員がおっしゃったような意味において戦没者を追悼する、そして不戦の誓いをする、そういう意味において参拝をしたわけでございまして、また同時に、戦争で亡くなられた靖国神社に合祀をされていない国内外、諸外国の霊を慰霊する鎮霊社にも参拝をしたところでございます。 |
03/03 |
参予 | 民主党 那谷屋 正義 |
安倍首相私は、国のリーダーとして、国のために戦い、そして尊い命を犠牲にされた方々の御霊に対して手を合わせる、そして御冥福をお祈りをするというのはリーダーとして当然のことであると思っておりますし、これは各国リーダーと共通する姿勢ではないだろうかと、このように思うわけであります。 |
02/20 |
衆予 | 維新 石関 貴史 |
安倍首相靖国神社に参拝をした際にも申し上げたのでございますが、私は靖国神社を参拝いたしまして、国のために戦って、とうとい命を犠牲にされた方々に対して、尊崇の念を表し、そしてみたま安かれなれと御冥福をお祈りいたしました。これは国のリーダーとして当然のことであり、世界の共通のリーダーの姿勢ではないかと思います。 |
02/10 |
衆予 | 民主党 長妻 昭 |
長妻氏の「平穏な環境で慰霊できる、そういう状況をつくり出すということが必要だという御認識は持っておられるんですか」という問いに対して 安倍首相 本来、慰霊というのは平穏な環境の中で行われるべきものだろう、このように思っております。長妻氏が「なぜ、平穏な環境でなかなか今できにくいというふうに、総理はその理由はどういうふうに思われているんですか」と問うと 安倍首相 本来、田中内閣まで平穏な環境で行われていたんですよ。しかし、その後、三木内閣において、公的参拝か私的参拝かということが問われ始めて、騒がしくなっていったんだろう、このように思います。 その後、いわゆるA級戦犯の合祀ということがなされたわけでありますが、その後も、十回の参拝は、ある意味、今より比べてはるかに平穏な中で行われたわけでございますが、その後、参拝に対して主に中国からクレームがなされ、そして盧武鉉政権のときに韓国からも抗議が来た、こういうことではないかと思うわけであります。 我々としては、指導者というのは、その国のために戦った兵士、亡くなった兵士たちのために手を合わせる、そして御冥福をお祈りする、みたま安かれなれと祈りをささげるというのは、各国のリーダーのいわば共通の姿勢ではないか、こう思うわけでございまして、多くの誤解をしっかりと解いていかなければならない、このように思っているところでございます。長妻氏が「毎年毎年参拝されて、非常に平穏でないような形で、またそれが大きくいろいろ報道されてしまう、こういうようなことをどうにか打開していく、そういうようなお考えや策というのはあるのでございますか。」と問うと 安倍首相 まさに、戦死者に対する慰霊の形というのはそれぞれの国で当然違うわけでありますし、宗教観も違うわけであります。違う宗教観を理解していただくというのは、多くの努力が必要であろうと思います。 |
02/06 |
参予 | 社民党 吉田 忠智 |
安倍首相私が靖国神社に参拝をいたしましたのは、国のために戦い、倒れた方々に手を合わせ、御冥福をお祈りし、そして御霊安かれなれと尊崇の念を表した次第でございます。そして、鎮霊社にも参拝をいたしまして、戦争の惨禍で人々が苦しむ時代を二度とつくってはならないとの思いを込めて不戦の誓いをしたところでございます。 |
02/06 |
参予 | 維新 中野 正志 |
安倍首相私は、昨年の十二月二十六日に安倍政権が発足して一年目に当たる日に当たって、一年の政権の歩みについて、御英霊に対してその報告と、そして、国のために戦い、倒れた方々に対して尊崇の念を表し、そして御冥福をお祈りをし、御霊安かれとお祈りをする。そしてまた、鎮霊社にもお参りをいたしました。これは、世界中の戦没者が祭られている社でございますが、二度と戦争の惨禍で人々が苦しむことのない時代をつくっていくという決意を込めて不戦の誓いをしたところでございますが、戦った方々のために手を合わせる、これは世界共通のリーダーの姿勢でありますし、リーダーとしては当然のことではないかと、このように思うところでございます。 |
02/05 |
参予 | 民主党 羽田 雄一郎 |
安倍首相一昨年の十二月二十六日に総理に就任し、一年間国政を預かったわけでございます。その一年を期しまして、その報告という気持ちも込めまして、国のために戦い、お亡くなりになられた方々に対して尊崇の念を表し、そして御霊安かれなれと御冥福をお祈りをしたところでございます。 |
02/03 |
衆予 | 維新 山田 宏 |
安倍首相私は、昨年の十二月二十六日、ちょうど政権が発足して一年目でございます、この一年の節目に当たりまして、私が進めてきた政策、外交・安全保障政策も含めまして、英霊に御報告をしたところでございます。そして、国のために戦い、倒れた御英霊に対して尊崇の念を表し、そして御冥福をお祈りしたところでございます。みたま安かれなれと手を合わせました。 |
01/31 |
衆予 | 民主党 岡田 克也 |
安倍首相私は、遊就館に行ったわけではありません。靖国神社にお参りをしたわけでありますし、また、鎮霊社にもお参りをしたわけでありまして、いわば国のためにとうとい命を犠牲にされた方々に対して尊崇の念を表し、そしてみたま安かれなれと手を合わせたわけであります。 |
01/29 |
参本 | 自民党 吉田 博美 |
安倍首相靖国神社への参拝では、二度と人々が戦争の惨禍に苦しむことがない時代をつくるとの決意を込めて不戦の誓いをいたしました。 |
01/29 |
参本 | 民主党 神本 美恵子 |
安倍首相私は、靖国神社を参拝し、国のために戦って尊い命を犠牲にした方々に対して、尊崇の念を表し、御霊安かれなれと御冥福をお祈りしました。安倍首相 靖国神社への参拝では、二度と人々が戦争の惨禍に苦しむことがない時代をつくるとの決意を込めて不戦の誓いをしました。 |
01/29 |
衆本 | 共産党 志位 和夫 |
安倍首相私は、靖国神社を参拝し、国のために戦ってとうとい命を犠牲にした方々に対して、尊崇の念を表し、みたま安かれなれと御冥福をお祈りしました。これは、国のリーダーとして当然のことであり、世界共通のリーダーの姿勢だと考えます。安倍首相 また、参拝に際して、二度と人々が戦争の惨禍に苦しむことがない時代をつくるとの決意を込めて、不戦の誓いをいたしました。 |
01/28 |
衆本 | 民主党 海江田 万里 |
安倍首相国のために戦って、とうとい命を犠牲にした方々に対し、尊崇の念を表し、みたま安かれなれと御冥福をお祈りすることは、国のリーダーとして当然のことであり、世界共通のリーダーの姿であると考えています。各国には、謙虚に、礼儀正しく理解を求めてまいります。 |
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今後の参拝について
日付 | 会議名 | 質問者 | 答弁 |
03/05 |
参予 | 社民党 吉田 忠智 |
安倍首相私が今後靖国神社に参拝するかしないかということについては、今ここで申し上げるつもりはございません。 |
01/28 |
衆本 | 民主党 海江田 万里 |
安倍首相私は、この問題を、政治問題、外交問題化させるべきではないと考えております。私が参拝するかしないか、また、本件についての諸外国の立場について、こうした場で申し上げることは差し控えたいと考えております。 |
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憲法との関わり
日付 | 会議名 | 質問者 | 答弁 |
01/29 |
参本 | 民主党 神本 美恵子 |
安倍首相この参拝は、私人の立場で行ったものであって、また、供花代を公費から支出しておらず、憲法の政教分離原則に反する可能性があるとの御指摘は当たりません。 |
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国立追悼施設
日付 | 会議名 | 質問者 | 答弁 |
03/14 |
参予 | 民主党 野田 国義 |
安倍首相御提案の国立の追悼施設につきましては、これは御遺族の皆様を始め多くの国民の皆様に理解をされ、そして敬意を表されるものでなければならないと、そこがまた重要な点であろうかと、こう思うわけでありまして、様々な御意見もあり、慎重に見極めていきたいと思います。 |
02/10 |
衆予 | 民主党 長妻 昭 |
安倍首相先ほども申し上げましたように、いわば、私は国のリーダーとして、国のために戦った方々のために、靖国神社に赴きまして、手を合わせ、尊崇の念を表し、そして、みたま安かれなれと祈りをささげたわけでございます。 |
01/28 |
衆本 | 民主党 海江田 万里 |
安倍首相国立追悼平和祈念施設について、外国の意向をそんたくして決めるというものではなく、遺族の皆様を初め、多くの国民の皆様に理解され、敬意を表されるものであることが重要であります。さまざまな御意見があり、慎重に見きわめていきたいと考えております。 |
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諸外国との関係
日付 | 会議名 | 質問者 | 答弁 |
03/05 |
参予 | 社民党 吉田 忠智 |
安倍首相私の参拝をした際、考え方については既に談話として述べさせていただいたとおりでございますし、米国に対しましても説明をしているところでございます。安倍首相 国のために戦った方々、そして尊い命を犠牲にされた方々のために手を合わせる、御冥福をお祈りすると、この姿勢は各国共通のリーダーの姿勢ではないかと、このように思う次第でございまして、私の考え方については今後とも各国に対して説明をしていきたいと、このように思っております。 |
03/03 |
参予 | 民主党 那谷屋 正義 |
安倍首相残念ながら、我が国の場合に限っては、それが政治問題、外交問題化していることは大変残念なことでありますが、私の真意が伝わるように、これからも説明を誠意を持って礼儀正しく繰り返していきたいと、このように考えております。 |
02/27 |
衆予 | 民主党 篠原 孝 |
安倍首相日本において、国のリーダーとして、国のために戦った方々のみたまに対して手を合わせ御冥福をお祈りする、この行為自体が外交問題や、そして国際的な問題になっているのは大変不幸なことである、このように思います。 |
02/20 |
衆予 | 維新 石関 貴史 |
安倍首相私の気持ちにつきましては、「安倍内閣総理大臣の談話 恒久平和への誓い」として明らかにし、この談話は英語、中国語など八カ国の言葉に翻訳をして、官邸のホームページに掲載するなどしております。 |
02/12 |
衆予 | 維新 石原 慎太郎 |
石原氏の「日本の一部のメディアも含めて、外国が靖国の存在というものを忌避する一番の理由は何だと思われますか」という問いに対して 安倍首相 靖国参拝については、今まで六十回を超える回数で総理が参拝をしているわけでございます。基本的には、田中内閣までは全く議論になっていなかったわけでございますが、その後、三木内閣のときに、私的参拝か公的参拝かという議論がございまして、その際、あくまでも国内的な議論であったわけでございます。安倍首相 基本的な私の姿勢といたしましては、靖国参拝については、先ほども申し上げましたように、国のためにとうとい命を犠牲にされた方々に対して、尊崇の念を持って、そしてこうべを垂れ、手を合わせ、みたま安かれなれとお祈りをし、御冥福をお祈りするという意義でございまして、そして同時に、二度と戦争の惨禍で人々が苦しむことのない時代をつくっていかなければならないという意味において、不戦の誓いをしたところでございます。 |
02/05 |
参予 | 民主党 羽田 雄一郎 |
安倍首相私は小泉政権下において官房副長官を務めておりました。その際、何回も当時の小泉総理の参拝について、中国側にも韓国側にもその意味について説明してきたつもりであります。 |
02/03 |
衆予 | 維新 山田 宏 |
安倍首相この問題を政治問題、外交問題化するべきではない、こう考えておりました。そのためにも、諸外国に対してしっかりと説明をしていく努力が求められているんだろうと思います。当然、中国や韓国の人々の気持ちを傷つけるつもりは全くありません。我々は、礼儀正しく、そして誠意を持って説明を続けていきたい、このように思いますし、大切な同盟国である米国にも誤解を与えることのないように、私の総理大臣として示した談話等をしっかりと説明することによって、日米のきずなを揺るぎないものにしていきたい、こう考えているところでございます。 |
01/31 |
衆予 | 民主党 岡田 克也 |
安倍首相決して韓国や中国の人々を傷つけよう、そういう気持ちはないということは、参拝をしてこられた歴代の首相と全く同じであるということも申し上げておきたい、このように思うところでございます。 |
01/30 |
参本 | 自民党 吉田 博美 |
安倍首相中国、韓国の人々の気持ちを傷つけるつもりは全くありません。各国に対しては、これからも謙虚に、礼儀正しく、誠意を持って真意を説明してまいります。 |
01/29 |
参本 | 民主党 神本 美恵子 |
安倍首相中国、韓国の人々のお気持ちを傷つけるつもりは全くなく、両国に対しては、これからも謙虚に、礼儀正しく、誠意を持って説明をしてまいります。 |
01/29 |
衆本 | 共産党 志位 和夫 |
安倍首相各国には、謙虚に、礼儀正しく理解を求めてまいります。 |